Wednesday, October 22, 2014

秋のきのこ調査

環境危機管理学科講師の糟谷大河(きのこ研究室)です。10月17日~20日に,研究室の学生と富山・石川・長野にモグラときのこの調査に出かけました。

17日は富山市有峰のブナ林で,モグラの巣の発掘調査をしました。学生が,モグラのトイレに特異的に発生するナガエノスギタケというきのこの生態を研究しており,その調査の一環です。つるはしや剪定ばさみなどを使って,慎重に土を掘り,根を切って作業します。



作業を始めてから2時間ほどたったころ,地中20cmほどのところから,小ぶりのモグラの巣が見つかりました。観察用に巣を採集し,持ち帰ります。


夜は岐阜県の飛騨高山に泊まり,山で採集したムキタケと飛騨牛のすき焼きを味わいました。


18日は石川県へ移動し,小松市でモグラの坑道の調査をしました。


その後,19日は能登半島できのこ調査をし,20日は長野県小谷村の雨飾山周辺に行きました。雨飾山はブナの黄葉が見事でした。

 
晩秋のブナ林の景色に感動しつつ,なめこを大量に採集し,銚子に戻りました。



 環境危機管理学科では全国でも珍しい,きのこの多様性や生態に関する研究室があります。きのこや森林の生物に興味のある皆さん,お待ちしています!

Tuesday, October 21, 2014

植木ゼミ

植木ゼミの一環として,3年生5名とともに茨城県水戸市の野外巡検に行きました.
12万年前の暖かい時期にできた海の地層を見て,6~7万年前ごろの寒い時期にできた川の地層のはぎ取り標本を作りました.
今後卒業研究の一環として,中学校・高校での授業で地層のはぎ取り標本を用いた授業実践を試みます.


余山貝塚を見学

3年生選択科目「土壌の科学」の授業として,銚子市内にある余山貝塚の発掘現場を見学しました.
縄文時代の人が生活していた場所に立ち,遺物が含まれる土壌を見ることによって,過去の自然と人の関わりを考えることができました.

Tuesday, October 7, 2014

穴に入って作業してきました

台風前の気持ちよい秋晴れの日、研究室の学生さんと大学近くの工事現場にあいていた穴に出向き、地質の専門家である植木先生のご指導のもと、露出していた地層から畑・水田・泥炭の層を採取してきました。
とても暑い日で、穴の中で土を掘っていた学生さん&植木先生は大汗でした。
(背の低い手束が降りたら上がってこれなくなるので地上でカメラマンです。)
私の専門は水なので、この堆積物を使って天然水に溶けている化学物質の収着挙動を調べる計画です。がんばろーー!