Wednesday, November 25, 2015

2015年 きのこ展終了!!

環境危機管理学科きのこ研究室の糟谷大河です。11月21,22日の千葉科学大学青澄祭にて開催しました当研究室の「きのこ展」は,おかげさまで無事に終了しました。おだやかな天候の中で,本学の学生・教職員だけでなく,小さなお子様からお年寄りまで,2日間で937名のお客様にご来場いただきました。

きのこ展の会場入り口です。

今年度のきのこ展も,当研究室の学生が主体となり,パネル作成,展示プランの練り上げ,企画イベントの立案,会場設営,お客様への展示解説,顕微鏡観察体験の実施など,多岐にわたる内容を分担してこなすことができました。チームプレーの難しさや大切さも実践的に体験する機会となったと思います。

学生たちががんばって会場設営をしました。

学生がお客様に展示解説をしています。
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お客様からは,鮮やかな写真展示,スッポンタケの刺激的なにおいや,銚子産の生きのこの展示にご好評をいただいただけでなく,特に子供たちには顕微鏡観察体験が人気のようでした。

これまでに野外で撮影したきのこ写真は,お客様の目を引いたようです。

生きのこの展示コーナーでは,スッポンタケ(ケース内のきのこ)が特に人気でした。

顕微鏡観察体験では,Aspergillus, CladosporiumPestalotiopsis属菌など,身近なカビの観察をしていただきました。このきのこ展がきっかけとなり,きのこや菌類を少しでも身近に感じていただけると嬉しいです。

子供たちに学生が顕微鏡観察の仕方を教えています。

小さな子も熱心に顕微鏡観察をしていました。

今回の顕微鏡観察体験で用いたカビの一種,Pestalotiopsis属菌です。

同じく,Aspergillus属菌です。コウジカビの仲間です。

お客様に書いていただいたアンケートでは,来年も実施してほしいというご意見も多くありました。来年度も,学生と一緒にこのような企画ができればと思っています。これからも環境危機管理学科と,きのこ研究室の活動にご注目ください!!

Friday, November 20, 2015

2015年きのこ展 開催間近!!

環境危機管理学科きのこ研究室の糟谷大河です。当研究室では,2015年度の千葉科学大学学園祭「青澄祭」にて,企画展「きのこ展」を行います。青澄祭は11月21日(土)~22日(日)に,千葉科学大学マリーナキャンパスで開催予定で,「きのこ展」はマリーナキャンパス講義棟の2104教室で実施します。

学生がデザインした,きのこ展ポスターです。ワカクサタケです。

こちらも学生による作品です。ソライロタケです。

いよいよ今週末の開催間近を控え,パネル作成など,設営準備も大詰めを迎えています。
 
写真パネルを作成しています。パネルを切ったり,写真を貼ったり,地道な作業です。

おかげさまで昨年度も好評をいただきました「きのこ展」ですが,今年は生きのこや写真パネルの展示などに加え,学生有志の手作りによる,きのこグッズの展示即売も行います。世界に一つしかないきのこグッズがたくさん並ぶ予定です。

きのこグッズを作成しています。すべて手作りです。

「きのこ展」では,当研究室の活動紹介の動画上映や,顕微鏡観察の体験なども行います。晩秋の一日,きのこや菌類と触れ合ってみませんか。ご来場をお待ちしております!!

Wednesday, November 18, 2015

船に乗って安山岩のサンプリング

 地形地質担当の植木です.最近,私しかブログ記事を書いていませんねえ.ひょっとして一番ひまなのかもしれません.

 今日は,海洋生物担当の小濱先生といっしょに,船に乗って防波堤にわたり,安山岩をサンプリングしてきました.4年生の卒論の一環です.

 船からみた景色です.気持ちいいです.

 銚子大橋も下から見ると新鮮な景色です.

 防波堤に上陸し,堤防の上を歩く花香君.

 安山岩のブロックを方位を測り,たがねとハンマーで割って採取します.

 それを見守る小濱先生.

  いっしょに行った猪俣君も楽しそう.

 この安山岩は,とても不思議な化学組成をしていて,約2100万年前に噴出したものです.なぜ,どのようにして銚子に安山岩があるのかを明らかにするために,安山岩の磁性をこれから測定します.地学と物理を融合させた研究で,古地磁気学といいます.

 物理が好きな人も,環境にきてくれるとうれしいです.でも一番楽しいのは,野外に出ることですね.

Tuesday, November 17, 2015

小学校の科学教室でストーンペインティング

 地形地質担当の植木です.

 地形や地質,石や土は地味なので,すこしでも味方を増やしたいと常々考えています.「隗より始めよ」ということで,まずは子どもに石や土を好きになってもらいたいです.

 毎年,小学校の科学教室でストーンペインティングをしています.石にアクリル絵の具で絵を描きます.




1年生から6年生までわちゃわちゃと大賑わいになり,おもしろい絵がいっぱいでてきます.たとえば,スヌーピーと雪だるま(上手ですね).



今年は1年生の女子が手伝いにきてくれました.子ども達もやさしいお姉さんに助けを求めていました.

 ストーンペインティングは大人がやっても楽しいです.いろいろな可能性を感じています.でも,そろそろ石がなくなったので,大洗に拾いに行かなくては・・・

2つのキャンパスの間は650 m

 地形地質担当の植木です.

 1年生の必修授業「フレッシュマン実習」で,私が担当する時間で「歩測」をやりました.歩いて距離を測ることで,江戸時代の伊能忠敬もそうやって日本地図を作りました.

 まず,各自で1歩が何センチかを測ります.だいたい60-70 cmです.その後,マリーナキャンパスのバス停からから本部キャンパスのバス停まで往復し,何歩歩いたかを数え,1歩の何倍かを計算しました.




歩いているときには,歩数も数えなくてはいけないし,一定の歩幅で歩くようにするので,みな無口です.けっこう異様です.

 ただしい結果は往復で約1300 mで,数m以内に入った男子がいました.上位3名には商品のお菓子がありました.

 歩測は地形地質調査の基本中の基本のわざです.2年生になったら高さ(比高)を測るわざを教えます.