Wednesday, March 28, 2018

2017年度 野外調査法

今年度の最後の実習が始まりました!
 
日程は3月28日-29日(0泊2日)
現在,実習先の伊豆大島に移動中です。 

22時、竹芝桟橋を出発!
船上から美しい夜景を楽しみました
 
朝6時、大島岡田港に到着
三原山の火口を目指して出発!只今7時

 1986年に流れた溶岩の先端部分に立ちました






































 
溶岩流に流されてきた巨大な溶岩に驚愕です
 このような過酷な環境に育つ植物が銚子にもあることに驚きました
火山が爆発したときに逃げ込む場所の上にも噴石が積もっています
火口の向こうに富士山
頂上に到着!只今、9時半
 
 山を降りてカルデラを歩き、11時頃に大島温泉ホテルに到着

巨大なバームクーヘンのような地層大切断面も見学
 
大島名物の椿や大島桜が見ごろでした
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一日お世話になった大島バスは素敵な椿色
 



























帰りは高速艇に乗り、
参加者全員がへとへとに疲れながらも怪我なく帰着しました
お疲れ様でした 
 

Tuesday, March 27, 2018

2017年度卒業式

3月25日、2017年度の卒業証書授与式が行われました。
この日は卒業生や在校生だけでなく、修士に進んだ卒業生のためにOBが集まり、賑やかな門出となりました。


昼の部(ゼミ室にて)















の部(りゅうじにて)

卒業後も続いている良い友人関係を見ることができ、心温まる一日でした。
また、OBさん達が社会人としてしっかりと進んでいる話にも笑顔になる一日でした。



Saturday, March 24, 2018

卒業旅行

水環境研究室の手束です。

今年の卒業旅行は、有志で春スキーに苗場へ行ってきました!
初心者さん達も、最後には中級者コースを転がりながらも滑って来たり、初心者用のジャンプ台にもチャレンジをしたりして、予想以上に楽しいスキーとなりました。

リフトに乗っていると、学生さん達を発見!
















Friday, March 2, 2018

波の花

春一番の余韻が残る3月1日の午後
大波が屏風ヶ浦に向かって打ち寄せる壮大な景色を研究室の窓から学生と観賞していると、波打ち際がいつもとは違うことに気がつきました。
白いモコモコとしたものが大量に打ち上げられている様子。
早速、波があまり来ない砂浜の端から、近くに寄ってみることにしました。
調査隊のメンバーは、手束・修士のH君・3年生のEさんの3人。
そのときの様子はこちら↓




































プランクトン由来の粘液で発泡しているらしい波の花、、、
珍しいので、バケツに入れて研究室に持ち帰りました。












詰め替えよううとしても、弾力があり、なかなか入りません。
手で泡を潰すと、泡はネバネバというよりツルツルとした感じで、
完全に潰れると砂粒でざらざらとしていました。



















いったいこれが何なのか?を知りたいので、溶かして分析してみました。
まずは、泡10gをビーカーに入れました。
予想以上のボリュームです。






















次に、200 mLの水または少量のエタノールを加え、ガラス棒で混ぜました。
①水(左)にはなかなか溶けないけれど、エタノール(右)には溶けたので、泡は有機物(粘液なのかどうかは不明)。












分析の結果
② 有機物の量(COD:化学的酸素要求量)を簡易な方法で測定したところ、
泡1gあたり、約2.6 mgの有機物を含むことが分りました。
ということは、1L中に泡が約3 g以下なら環境基準(環境保全は8 mg)を超えないということですね。

③ 上記の条件で水に溶かしたときのpHは8なので、海域の環境基準(環境保全は7.0以上8.3以下)から外れていないようです。

④ 泡1gあたりの塩素は3.8 mgでした。
ということは、1L中に泡が10gで海水程度の塩分濃度になるということですね。
建造物や生物に泡が付いたら、塩害になりそうです。

お見せできるのはここまで😄
今回、たまたま興味本位で測定をしてみたところ、面白そうなデータが得られました。
多くの事例を集めたいので、大学の近くで波の花を見つけたら、ご連絡頂けたらうれしいです。よろしくお願いいたします。

水環境研究室 手束 聡子